☆1時間目☆
学ボラによるトランペットの演奏と共に授業は始まりました。
身の回りに溢れる、音はどのようにして生まれるのだろうか―。
何かしらのモノが振るえると、その周りの空気も振るえます。
こうして生まれた空気の振るえ(=振動)が【音】となります。
空気の振動である音をより遠く・・・更に遠くへ伝える方法を、
ポスターに描かれた和男くんと和子さんの告白シーンを通して、紙芝居式で説明しました。
空気の振動では到底届かない場所まで音を届けるには・・・空気の振動を【物の振動】に変えます。
ポスターに描かれた和男くんは、糸電話を使い、自分の声=空気の振動を
糸電話の糸の振動に変えることで、遠くにいる和子さんに告白中です。
そして音を更に遠くへ届けるには・・・空気の振動を一度【電気の流れ】に変える!
これが今回の授業のキーです。電気の流れとは電流ですね。
電流は長い距離を移動することができます。
電話はこうして、私たちの声を遠くにいる友達のところまで届けているのです。
でも、電流が私たちの耳の中に届いたら・・・・感電してしまいます!危険です!
そこで登場するのが、電流となった音を、再び空気の振動へと戻す機械、スピーカーです。
実際に分解したスピーカーの中身を見て、生徒たちはうピーカーのしくみを学びました。
次にスピーカーのしくみである電磁石を用いて、
机をスピーカーにしてステレオから流れる音を聴く体験。
机から大好きなGreeeenの曲が聴こえてきて生徒たちはとっても嬉しそう!
机からずーと耳を離しません!
☆2時間目☆ ⇒ ☆3時間目☆
1時間目で音がどのようにして生まれるのかを学んだ生徒たちは、
次に普段私たちがどのようにして音を聴いているのかを学びました。
もちろん耳で聴いているのですが・・・実は、私たちは音を骨でも聴くことができるのです。
音を頭蓋骨で聴く骨伝導のしくみを学んだ後に、生徒たちは骨伝導を体験しました。
さて、待ちに待ったスピーカー作りの始まりです!
プラスチックのコップ、紙コップ、はがき、磁石、銅線、
オーディオプラグを半田付けしたリード線といった材料を使って、
ラジカセから音を聴くことができるマイ・スピーカーを作ります。
まず1時間目に分解されたスピーカーの中にあったコイルを実際に自分の手で作ります。
なんといってもこのコイル巻きに子供たちは皆、悪戦苦闘!
大人でも難しいコイル巻きの作業・・・。本当にみんな一生懸命に巻いてくれました。
そして、コイルと磁石が上手く振動し、空気の振動になるようにするために、紙コップを
指定された形に切り取り、プラスチックのコップに貼り付けます。
マイ・スピーカーが完成した子からラジカセに繋いで音楽を聴きます。
必死に頑張って巻いたコイルから音が伝わって、本当に音楽を聴くことができた!
視聴中の生徒たちの目はキラキラ輝いていました。
完成したスピーカーに生徒たちは大きな達成感に満ち溢れていました☆
これまで一つの「機械」としてしか考えたことがなかったスピーカー。
今回の科学体験教室では、音の勉強を通じてそのスピーカーのしくみを学び、
自分のスピーカーを作ることを通じて、科学の面白さ、
そして科学の技術が自分の力になったことによって
生まれるものづくりの感動が生徒たちに伝わったと思います。
文 :学ボラ 矢野
編集:学ボラ しんぼり